子どもに投資を教えたいけれど、値動きのことをどう伝えればいいかわからない。
パパも同じ悩みを抱えていました。
大人になってから投資を始めて、お金が減ると怖くなってやめてしまう人は少なくありません。だからこそ、小さいうちから「投資は増えることもあれば減ることもある」という感覚を体験させたいと思っていました。
そのきっかけになったのが息子の一言でした。

「お父さん銀行のお金、増えてる?」
お年玉の一部を預けてからまだ一か月。でも息子は自分で預けると決めたお金のことをちゃんと覚えていました。
この記事は、そのときパパが息子に「意地悪」をした理由と、息子が「来年まで待つ」と言った日の話を正直に書いたものです。
- 子どもに投資の値動きをどう伝えればいいかの考え方
- 小さいうちに「減る体験」をさせた理由と、やるときの注意点
- 7歳の息子が「来年まで待つ」と決断するまでの会話
- 長期投資の考え方と、子どもへの伝え方
お父さん銀行とは何か|子どもとお年玉で始めた投資体験
お父さん銀行とは息子のお年玉をパパが預かって運用し、1年後に一緒に結果を見るという試みです。
息子が自分で「預ける」と決めて、10,000円のうち8,000円を預けてくれました。
お父さん銀行を始めた経緯はこちらで詳しく書いています。
👉 子どもへのお金教育どうする?|お年玉で投資を体験させた話と「お父さん銀行」のはじめ方
意地悪をした理由|小さいうちに「減る体験」をさせたかった
休日の午後、息子がふとこちらを見て言いました。

「お父さん銀行のお金、増えてる?」
お父さん銀行を始めてからまだ一か月ほどでした。でも、自分で預けると決めたお金です。気になるのは当然です。
実際には、相場が良かったこともあって息子のお金は増えていました。
でもパパは、あえて正直に答えませんでした。

「ちょっと確認するね……うーん。今は、少し減っているね。」
息子は驚いた顔で言いました。

「え!僕のお金、減っているの!?」
意地悪してごめんね。
でも、これには理由がありました。
大人になってから投資を始めて、お金が少し減っただけで怖くなってやめてしまう人は多いです。パパ自身もそういう不安を感じてきました。だからこそ、小さいうちから「投資は減ることもある」という現実を体験させておきたかったのです。
頭でわかっているのと実際に自分のお金が減る場面を経験するのは全く別のことです。7歳の今、少額で「減る体験」をしておくことが将来投資を続けられる力になると思いました。
息子との会話|投資の値動きを説明して「来年まで待つ」と言った日
悲しそうな顔をしている息子に、パパは答えました。

「投資はね、増えるだけじゃなくて、減ることもあるんだよ。」
まだ納得していない様子でした。そこで『お金の大学』のグラフを見せました。

「ほら、この線、ギザギザしながら右上に上がっているでしょ。これが増えているってこと。でも、途中で下がることもあるんだよ。時間がたてば、きっと増えるから大丈夫。」
息子は少し考えてから聞きました。

「じゃあ、来年のお年玉のときは増えてるの?」

「それは、その時にならないとわからない。でもね、増えると信じて続けることが大切なんだよ。」
すると息子は、静かに言いました。

「わかった。来年まで待つ。」
そして続けて、

「来年増えたら、またおもちゃ買うね。」
パパは笑って答えました。
「それは、その時に考えよう。」
息子にとって1年はとても長い時間です。明日の遠足だって待ち遠しい。誕生日だって何か月も先に感じる。そんな年頃です。それなのに「待つ」と言ったのです。その言葉を聞いたとき、パパは少し驚きながらも嬉しくなりました。
その後、息子は自分なりに納得したようでした。ただ、それからもたまに「お父さん銀行のお金、どうなってる?」と聞いてきます。
やっぱり気になるんだと思います。
でも、パパはそれで良いと思っています。自分のお金が増えているかどうかを意識し続けることは、投資を長く続けていくための大切な力になるからです。
そして、来年。一緒に1年の結果を見る日に、「実はあの日、本当は増えていたんだ」という種明かしをするつもりです。減る体験をさせることと、あとで正直に話すこと。この2つがセットになって、はじめてこの教育は完成すると思っています。
真似してみたい方へ|「減る体験」の注意点
もし同じように子どもへ値動きを伝えてみたい方がいたら、2つだけ気をつけてほしいことがあります。
1つは、必ず少額で、種明かしまでセットにすること。子どもに「減ったと思わせたまま」にするのではなく、いつ本当のことを話すかまで決めてから始めるのが前提です。
もう1つは、子どもの性格に合わせること。うちの息子は「待つ」と言えましたが、本当に不安になってしまう子もいると思います。反応を見ながら無理のない範囲でやることが大切です。
あくまで「お金は増えたり減ったりするもの」という感覚を安心できる環境の中で体験させることが目的です。
この判断を支えてくれた本|『お金の大学』が教えてくれたこと
息子との会話の中で思い出していたのが『改訂版 本当の自由を手に入れる お金の大学』で学んだ長期投資の考え方でした。
この本の中に、株価の長期推移を表したグラフが載っています。その線はまっすぐ右上には伸びていません。
- 上がったり下がったりを繰り返しながら
- それでも長い時間で見ると右肩上がりに伸びていく
投資は短期的には必ず値動きがあります。でも長期で持ち続けることで、その値動きを味方につけることができる。
この本が教えてくれるのはシンプルな原則です。
- 短期の値動きに惑わされない
- 長期で持ち続ける
- 増えると信じて続ける
息子に「減っているよ」と伝えたのも、「待つことが大切」と伝えたのも、この本から学んだ考え方がベースになっています。
📘 今回参考にした本はこちら
『改訂版 本当の自由を手に入れる お金の大学』
行動への一歩|投資を始めたい方へ
パパの体験が、投資を始めようか迷っている方の参考になれば嬉しいです。
まずは少額から始めてみよう
投資を始めるとき、一番怖いのは「お金が減るかもしれない」という感覚です。だからこそ、最初は生活に影響しない少額から始めることをおすすめします。
息子に「減る体験」をさせたのと同じで、まず値動きを自分の目で見て感じることが大切です。月5,000円でも1万円でも始めることに意味があります。
長期投資の考え方を持って続けよう
投資は短期的には必ず上がったり下がったりします。大切なのは、その値動きに惑わされず長期で持ち続けることです。
息子が「来年まで待つ」と言えたように、増えると信じて続ける力が長期投資では一番重要です。
NISAの始め方について、証券会社の選び方から商品選び、暴落時の対応まで、パパが5年間の実録をまとめた記事があります。
ネット証券はSBI証券か楽天証券の2択が定番です。どちらもNISA口座を無料で開設できます。楽天カードや楽天市場をよく使う楽天経済圏の方には、ポイントも貯まる楽天証券が使いやすいと思います。
まとめ:投資は「減る体験」も大切な学びになる
投資を長く続けられる人と途中でやめてしまう人の違いは、知識よりも「値動きへの耐性」にあるとパパは思っています。
だからこそ、小さいうちから「減る体験」をさせることに意味があります。頭でわかっているのと、実際に体験するのは全く別のことだからです。
息子が「来年まで待つ」と言った言葉は、投資の話であると同時に待つことの大切さを教えてくれた言葉でもありました。
すぐに結果が出なくても、上がったり下がったりしても、信じて続けること。それが投資でも、人生でも大切なことなのかもしれません。
来年、息子と一緒に1年の結果を見る日のことは、また記事にして残そうと思います。
子どもたちへのメッセージ|待つ力が未来をつくる
君たちへ。
あの日、パパは意地悪をしました。本当はお金は増えていたのに「減っているよ」と言いました。ごめんね。
でもそれには理由がありました。
投資は増えるだけではありません。減ることもあります。そしてそのとき怖くなってやめてしまうと長期投資の力を活かせなくなってしまうからです。
君たちには、減ったときにも「待てる人」になってほしいと思っています。
「来年まで待つ。」
あのとき君が言った言葉をパパは忘れません。
お金のことだけでなく人生にも同じことが言えます。
- すぐに結果が出なくても大丈夫
- 思うように進まなくても大丈夫
- 焦らなくていい、比べなくていい
大切なのは、自分で選んだことを信じて続けることです。
小さな積み重ねがいつか大きな力になります。
パパは君たちが待つ力を持った人になることを願っています。
以上、
子どもに投資の値動きをどう教える?|7歳の息子にわざと「減ってるよ」と伝えた話【お父さん銀行】
でした。
おしまい。
君たちへ
— 本だよりパパ(HondaYori Papa)
📖 お父さん銀行シリーズ
この記事はお父さん銀行の続編です。お父さん銀行を始めた経緯はこちらで書いています。
👉 子どもへのお金教育どうする?|お年玉で投資を体験させた話と「お父さん銀行」のはじめ方
また、NISAの始め方についてはこちらで詳しく書いています。
👉 NISAの始め方|保険で数十万円損したパパが、それでも積立投資を選んだ理由と手順【5年間の実録】
✉️ パパの日常はnoteで
投資や家計のことだけでなく、日常の経験や子どもたちへの想いはnoteにも書いています。よかったらのぞいてみてください。
【免責事項】
本記事は、私個人の投資体験と考え方をまとめたものであり、特定の金融商品への投資を勧誘・推奨するものではありません。投資は元本保証ではなく、価格変動により損失が生じる可能性があります。記載している内容はあくまで一例であり、将来の成果を約束するものではありません。投資の最終判断は、ご自身の状況に合わせてご自身の責任で行ってください。






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