お金を増やすコツは、特別な才能ではなく、余計なことをしない勇気。
将来が不安になったり、周りが儲け話で盛り上がっていたりすると、
「何か始めなきゃ」
と焦る気持ちになることがあります。
大人でもそうです。
パパも、ニュースやSNSを見ていると「これに乗り遅れたらどうしよう」と心がざわつくことがあります。
「もっと増やせる方法があるのではないか」
「今のやり方は遅れているのではないか」
そんな思いが、静かに心を揺らします。でも、その焦りこそが、いちばんの落とし穴なのかもしれません。
この本は、そんなざわついた心に「大丈夫。やることはシンプルでいい」と語りかけてくれました。
派手な方法ではなく、地に足のついた方法。
急がず、比べず、自分のペースで続ける方法。
お金と向き合う姿勢そのものを整えてくれる、そんな一冊でした。
📌この記事でわかること
・なぜお金の不安は消えにくいのか ― 焦りと心理が判断をゆがめる理由
・低コストインデックス投資が“王道”といわれる本当の意味
・NISAやiDeCoを優先すべき理由と、制度を味方につける考え方
・感情に流されない長期積立が、複利を最大化する理由
・「勝つ投資」ではなく「負けない仕組み」が人生を守るという発想
📘 今回紹介する本はこちら
『マンガでわかる シンプルで正しいお金の増やし方』
お金の不安と向き合うヒントをくれた一冊です。
『マンガでわかる シンプルで正しいお金の増やし方』が教えてくれること|インデックス投資・NISA・保険見直しの前に知っておきたい原則
お金を増やすために必要なのは、特別な予測力ではなく、シンプルな原則を守ること。
この本が教えてくれるのは「どうやって大きく儲けるか」ではありません。「どうやって余計な損をしないか」です。
そのカギは、大きく3つに分かれています。
お金のリスクは、市場より「人間」にある
投資というと「株が下がるリスク」「為替が動くリスク」をイメージしがちです。でも、この本が最初に教えてくれるのは、もっと身近なリスクの話です。
それは、「人間のリスク」です。
お金の話になると、いろんな人がアドバイスをくれます。
・銀行の窓口で「おすすめの商品があります」と声をかけられる
・FP(ファイナンシャルプランナー)に「将来のために保険を見直しませんか」と言われる
・職場の先輩に「この投資信託、いいよ」とすすめられる
悪気があるわけではないかもしれません。でも、こうした人たちには、それぞれの「立場」と「利益」があります。
銀行員もFPも、商品を売ることで収益を得ています。つまり、手数料の高い商品を売る方が、相手にとって都合がいい。
そこにある「構造のズレ」に気づかないまま動いてしまうと、知らないうちに損をしていることがあります。
だからこそ、この本が繰り返し伝えるのは、
「誰が得をする仕組みなのかを、自分で考える」
ということです。
では、どうやって判断すればいいのか。この本が教えてくれるのが、シンプルな目安です。
・手数料の合計が年間0.5%を超える商品は避ける
・テーマ型の投資信託(「AIテーマ」「環境テーマ」など)は手数料が高く、避けた方がよい
・リスクを取る運用は、国内外の株式に広く分散するインデックスファンドが基本
・リスクを取りたくないお金は、個人向け国債(変動金利型・10年満期)が選択肢になる
複雑な判断は必要ありません。「手数料はいくらか」「分散されているか」この2点を見るだけで、多くの失敗は避けられます。
公的な仕組みを、最大限に使う
「年金なんてもらえないんじゃないか」
そう感じている人は多いと思います。パパも、ニュースを見るたびにそんな不安がよぎることがありました。でも、この本はその不安をきちんと整理してくれます。
公的年金は、制度の仕組み上、完全になくなることはありません。受け取れる額が変わる可能性はありますが、「払っても無駄」ではないのです。
そして、年金を払っている人が使える制度があります。
・iDeCo(個人型確定拠出年金):掛け金が所得控除になり、運用益も非課税。ただし60歳まで引き出せない
・つみたてNISA(現・新NISA):いつでも引き出せて、運用益が非課税
この2つの制度は、国が用意している「税の優遇」です。同じ金額を投資するなら、この仕組みを使わない手はありません。
そして、この制度の中で選ぶ商品も、基本はシンプルです。
・低コストのインデックスファンド
・国内外の株式に広く分散されているもの
難しく考えなくていいのです。仕組みを先に整えて、その中でシンプルな商品を選ぶ。それだけで、資産形成の土台ができます。
大きな買い物と保険は、「本当に必要か」を問い直す
投資の話だけがお金の話ではありません。日常の中にも、見落としがちな「出ていくお金」があります。
その代表が、不動産と生命保険です。
■不動産について
「家はいつか買うもの」という感覚を持っている人は多いと思います。でも、この本は「当たり前」を一度疑うことを教えてくれます。
新築マンションには、広告費・販売費などのコストが価格に上乗せされています。購入した瞬間から、その分の価値は下がります。
持ち家か賃貸かは、「どちらが得か」という単純な話ではなく、「その家の値段が、実際の価値に見合っているか」で判断するものです。
焦って買う必要はない。数字で冷静に考える視点を持つことが、大きな失敗を防ぎます。
■生命保険について
保険は「入っておけば安心」と思われがちです。でも、保険の本質は「損な賭け」です。
加入者全員の保険料を集めて、そこから保険会社の利益と運営コストを引いた残りが、保険金として支払われます。つまり、構造的に加入者全体としては損をするようにできています。
必要な保険はあります。火災保険や自動車の自賠責保険などは、万が一のリスクに備えるために合理的です。
でも、「なんとなく安心のために」入っている保険は、見直す価値があります。
・今入っている保険の保険料と保障内容を確認する
・「同じお金を自分で積み立てたらどうなるか」を考える
・本当に必要な保障だけを、最小限に残す
保険を見直すことは、節約ではなく「お金の使い方を整えること」です。
・市場のリスクより人間のリスクを知る
・公的な仕組みを使い倒す
・大きな支出を冷静に見直す
これらに共通しているのは、「余計なことをしない」という姿勢です。
派手な投資法も、特別な情報も、必要ありません。
シンプルな原則を守り続けること。それが、長い時間をかけて、確実に効いてくる方法です。
パパが『シンプルで正しいお金の増やし方』から学んだこと|保険・投資信託の「構造のズレ」に気づいた理由
誰かに任せれば安心ではなく、自分で構造を見る力がお金の失敗を防ぐ。
この本を読んで、パパがいちばん最初に感じたのは「自分はずっと構造を見ずに動いていた」という気づきでした。
正直に言うと、パパは投資を始めた当初、投資とギャンブルの区別が曖昧なままでした。

「増えるかもしれないけど、減るかもしれない。それってギャンブルと何が違うんだろう」
そんな感覚が、どこかに残っていました。だから最初は、自分でしっかり考えるより「詳しそうな人に任せた方が安心」という気持ちがあったのだと思います。
実際、保険会社から「保険と投資を組み合わせた商品」を勧められたとき、最初はそれが良いものに見えました。保険で保障もされて、投資もできる。一石二鳥に思えたのです。でも、この本を読んで気づきました。

「誰が得をする仕組みなのかを考えていなかった」
保険と投資を混ぜた商品は、その複雑さの分だけコストが高くなります。シンプルに分けて考えれば、保険は保険、投資は投資で、それぞれ低コストで選んだ方が合理的です。
そして、もう一つ気づいたことがあります。
企業型確定拠出年金を始めた当初、パパはアクティブファンドを選んでいました。当時は「プロが選んでくれる方が増えそう」という感覚があったのです。
でも、数年後に手数料と運用結果を見たとき、はっきりわかりました。
高い手数料を払い続けることが、いかに資産の成長を妨げるか。
あのとき全世界に分散された低コストのインデックスファンドを選んでいれば、今頃どれだけ違っていただろう。そう思うことが今でもあります。
「プロに任せれば安心」ではなく、「シンプルで低コストな仕組みを選ぶ」方が、長い目で見ると強い。
この本は、その考え方を改めて整理してくれました。
シンプルな仕組みという視点では、こちらの記事も参考になります。
実践してわかったこと|変額保険を解約してNISAに切り替えた話と、インデックス投資を続けてわかったこと
損を確定させる怖さより、このまま続ける機会損失の方が大きいと気づいたときに動けた。
頭でわかっても、実際に動くのは簡単ではありませんでした。特に難しかったのが、保険の見直しです。
パパは以前、変額保険に入っていました。解約すると約20万円の損が確定する状況でした。販売員からは「もう少し待てば元本に戻りますよ」と言われました。
でも、損を取り戻すために待ち続けることは、その間の機会損失でもある。そう気づいたとき、解約を決めました。
その判断に至るまでの迷いと、その後どうしたかは、こちらに詳しく書いています。
戻ってきた解約返戻金は、SBI証券のNISA口座で低コストのインデックスファンドに積み立て始めました。
結果として、今は当時の元本割れ分以上に資産が増えています。あのとき損を確定させる決断をして、正解だったと思っています。
そしてもう一つ、企業型確定拠出年金の商品も見直しました。アクティブファンドから、全世界に分散された低コストのインデックスファンドに切り替えたのです。
変えた後の運用結果を見るたびに、「もっと早く気づけばよかった」と思うことがあります。でも同時に「気づいたときに動けてよかった」とも思います。
完璧なタイミングはありません。大切なのは、気づいたときにシンプルな方向へ動くことだと感じています。
子どもたちへのメッセージ|焦らなくていい。地味な方法がいちばん強い
周りに振り回されず、自分のペースを守ることが大切。
君たちが大人になるころも、きっと「簡単に儲かる方法」はたくさん出てくるでしょう。でも、派手な話ほど、慎重になってほしい。
お金は、急いで増やそうとすると、減りやすい。でも、時間を味方にすると、静かに育っていきます。
・毎月少しずつ積み立てる
・制度を使う
・長く続ける
それはとても地味です。でも、その地味さこそが強さなんです。
そしてもう一つ。人の言葉を全部信じる必要はありません。大切なのは、誰かの意見ではなく、自分で考える力。
君たちが将来、お金のことで迷ったとき、
「シンプルかどうか」
「低コストかどうか」
この二つだけでも思い出してください。
それだけで、きっと大きな失敗は避けられます。
周りが騒いでいても、自分のペースでいい。焦らなくていい。比べなくていい。
時間を味方につける人が、最後にいちばん遠くまで行きます。
静かな努力は、目立たなくても、確実に未来を変えていきます。
『シンプルで正しいお金の増やし方』の魅力|マンガだからこそ、原則が心に残る
この本は、難しい話を “わかる形” にしてくれる。
この本の魅力は、難しい理論をやさしく伝えてくれるところです。
投資というと、数字や専門用語が並びがちですが、この本はストーリー仕立てで、
「なぜ失敗するのか」
「どうすれば避けられるのか」
を教えてくれます。
特別な才能がある人の話ではありません。普通の人が、普通に実践できる方法が描かれています。
だからこそ「自分にもできそう」と思える。お金の本なのに、読んだあとに残るのは安心感。
「これでいいんだ」と背中を押してくれる一冊です。
行動への一歩|今日からできる “負けない資産形成” を始める3つのステップ
大きな決断よりも、小さな習慣を整えることから始めることが大切。
迷っている時間が、いちばんもったいない。シンプルな一歩を、今日から始めよう。
投資商品を見るときは、まず「手数料」を確認する
どんなに良さそうな商品でも、手数料が高ければその分だけ資産の成長が削られます。
まず覚えておきたいのはこの基準です。
年間の手数料(信託報酬)が0.5%を超える商品は避ける
現在は0.2%以下の優良なインデックスファンドも多くあります。0.5%はあくまで上限の目安。できるだけ低コストなものを選ぶ意識を持つことが大切です。
NISAやiDeCoを先に使う。制度を味方につけることが最初の一歩
商品より先に整えるべきことがあります。それが、NISAやiDeCoという「税制優遇の仕組み」を使うことです。
同じ商品に投資するなら、非課税で運用できる口座を使った方が有利です。制度を先に使う。商品選びはその後でいい。
パパはSBI証券のNISA口座で積み立てています。楽天経済圏を活用している方には楽天証券も定番の選択肢です。
積み立てたら、売らない。時間を味方にする覚悟を持つ
相場が下がると不安になります。でも、そのタイミングで売ることが、長期投資の成果を最も大きく損なうことになります。
値動きに一喜一憂しない。積み立てを淡々と続ける。それだけで、時間と複利が静かに味方をしてくれます。
完璧なタイミングはありません。シンプルな原則を守り続けること。それが、長い時間をかけて確実に効いてくる方法です。
どれも特別なことではありません。でも、この積み重ねがきっと君たちの未来を変えていきます。
まとめ:静かに増やす力を育てよう
お金の力は、大きく動かすことよりも、静かに育てることにある。
『マンガでわかる シンプルで正しいお金の増やし方』は、「勝ちにいく投資」ではなく、「負けない人生」のつくり方を教えてくれる本でした。
お金を増やすことは、自分の人生の選択肢を増やすこと。
そのために必要なのは、才能でも、運でもなく、シンプルな原則を守る力です。
「焦らなくていい」
「派手じゃなくていい」
「コツコツでいい」
そして、迷ったら原則に戻る。
・低コストである
・制度を使う
・長く続ける
それだけで、未来は少しずつ整っていきます。
どうか君たちも、“静かに積み重ねる力” を大切に育てていってください。
それが、時間と複利を味方につける生き方だから。
パパはそう思いました。
以上、
『マンガでわかる シンプルで正しいお金の増やし方』要約・感想|インデックス投資・NISA・保険見直しの前に知っておきたいこと【パパからの本だより】
でした。
おしまい。
君たちへ
— 本だよりパパ(HondaYori Papa)
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💰『お金と生きる』|まとめ
お金は、人生を支える道具。
本から学んだ「お金との向き合い方」をまとめています。
📖 パパからの本だより
パパが本から学んだ “生き方” や “考え方” を、君たちに伝えています。
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他のテーマも、きっとどこかにあります。
パパの日常の想いや迷いは、noteにも書いています。
よかったらのぞいてみてください。









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