伝えることに正解が分からなくなったとき、
立ち返る場所があると、心が少し軽くなる。
伝えるって、むずかしい。
そう感じたことはあるかもしれません。
ちゃんと話したつもりなのに、伝わらなかった。
正しいことを言ったはずなのに、反対された。
分かってほしいのに、気持ちがすれ違ってしまう。
子どもでも、大人でも、
人と関わって生きているかぎり、
「伝えること」は、いつも悩みの種です。
パパも同じでした。
仕事でも、家庭でも、
「どうして伝わらないんだろう」と立ち止まることが、何度もありました。
そんなときに出会ったのが、
『10歳でもわかる伝え方の授業』です。
この本は、話し方が上手になる方法ではありません。
もっと根っこの部分――
「どう考えて、どう組み立てて伝えるか」を教えてくれる一冊でした。
📘 今回紹介する本はこちら
『10歳でもわかる伝え方の授業』
『10歳でもわかる伝え方の授業』が教えてくれること|伝えるとは、相手の理解を設計すること
伝えるとは、相手の頭の中にある「?」を先に埋めてあげること。
これが、この本が一番伝えたいことだと、パパは感じました。
多くの場合、伝わらない理由は、
言葉が足りないからでも、
気持ちが弱いからでもありません。
相手の中に、
「結局なにが言いたいの?」
「それって本当?」
「自分の場合も当てはまるの?」
そんな小さな疑問が残ってしまうからです。
この本では、
・結論
・理由
・具体例
を順番にそろえて話すことで、
相手が迷わず理解できる道をつくることの大切さが語られます。
そしてもう一つ。
反対されたときは、相手を説得するのではなく、
前提がずれていないかを確かめること。
伝えるとは、押し通すことではなく、
同じ地図を一緒に見ることなんだと、教えてくれる本です。
パパが『10歳でもわかる伝え方の授業』から学んだこと|話す前に、相手の立場で考える習慣
伝わらないのは、相手のせいではなく、設計の問題。
これが、パパにとって一番大きな学びでした。
以前のパパは、
「正しく説明すれば分かってもらえる」
そう思っていました。
でもこの本を読んで気づいたんです。
相手がどこで迷うか、
どこで不安になるかを考えずに話していたな、と。
それからは、話す前に一度立ち止まるようになりました。
「この話、結論は伝わるかな?」
「理由は飛んでいないかな?」
「相手の前提と、ずれていないかな?」
そうやって考えるだけで、
同じ内容でも、受け取られ方が変わっていきました。
さらに気づいたのは、
“伝えたい”と思った瞬間こそ、いちばん自分目線になりやすいということです。
早く分かってほしい、納得してほしい、動いてほしい。
その気持ちが強いほど、相手の理解の順番を飛ばしてしまいます。
だから今は、
「相手はいま、どこまで分かっているだろう?」
「どこから説明すれば安心できるだろう?」
そう問いかけてから話すようにしています。
伝え方は、才能ではありません。
相手を思う気持ちから生まれる、準備の力なんだと感じています。
伝え方という視点では、こちらの記事も参考になります。
子どもたちへのメッセージ|伝えることは、相手を大切にすること
伝えることがうまくいかない日は、
君たちがダメなのではなく、考え直すタイミング。
うまく話そうとしなくていい。
相手のことを考えればいい。
友だちに自分の気持ちが伝わらなかったとき、
「なんで分かってくれないの?」と思うことがあるかもしれません。
でも、そのときはこう考えてみてください。
「どこが分かりにくかったかな?」
「相手は、どんなことを大切にしているかな?」
伝えることは、勝つことじゃない。
自分の考えを押しつけることでもありません。
相手が安心して理解できるように、
順番を整えて、言葉を選ぶ。
それは、とてもやさしい行為です。
もし相手が首をかしげていたら、
それは失敗ではなく、伝え直すチャンスです。
「どう言えば分かりやすいかな?」と考えること自体が、
相手を大切にしている証拠だからです。
伝えるのが苦手だと感じる人ほど、
実は、人の気持ちをよく考えられる人でもあります。
そのやさしさを、自信にしてほしいなと思います。
君たちが誰かに何かを伝えようとするとき、
それはもう、思いやりの一歩を踏み出しているということ。
パパは、そう思っています。
『10歳でもわかる伝え方の授業』の魅力|一生使える“考え方の道具箱”
この本は、読むたびに「いまの自分」に必要な気づきをくれる一冊。
この本の魅力は、どんな場面にも使えること。
学校での発表。
友だちとの話し合い。
家族へのお願い。
大人になってからの仕事や会議。
どんな場面でも、
「どう話すか」ではなく、
「どう考えるか」に立ち返らせてくれます。
難しい言葉やテクニックはありません。
書かれているのは、
相手の立場に立って考える、というシンプルな姿勢。
だからこそ、
何度でも読み返したくなるし、
成長するたびに、違う学びが見えてくる本です。
行動への一歩|今日からできる “伝わる力を育てる” 3つの習慣
大きく変わろうとしなくていい、小さな一つで十分。
今日からできる“伝わる力を育てる習慣”を3つ紹介します。
- まず結論を一言で伝える。
「何が言いたいか」を最初に伝えるだけで、相手は安心します。 - 「なぜ?」を一つ足してみる。
理由を添えることで、納得しやすくなります。 - 反対されたら、条件を聞いてみる。
「どこが気になりますか?」と聞くと、前に進めます。
どれも簡単ですが、
続けることで、伝わり方は確実に変わっていきます。
まとめ:伝える力を、思いやりの形にしよう
伝える力とは、相手を理解しようとする力。
『10歳でもわかる伝え方の授業』は、
話し上手になる本ではありません。
相手の立場で考え、
同じ目線に立ち、
一緒に理解しようとする姿勢を教えてくれる本です。
君たちが誰かに何かを伝えたいと思ったとき、
その気持ちを大切にしてください。
伝えようとすること自体が、
もう、やさしさの始まりだから。
パパもまだ、うまく伝えられないことがあります。
でもこの本を思い出すたびに、
「相手のことを考えて話そう」と立ち返ることができます。
どうか君たちも、
言葉で勝とうとせず、
理解でつながる人になっていってください。
それが、どんな時代でも役に立つ、
本当の伝える力だと、パパは思います。
以上、
『10歳でもわかる伝え方の授業』要約・感想|“思いやりの力”【パパからの本だより】
でした。
おしまい。
君たちへ
— 本だよりパパ(HondaYori Papa)
📚 つぎに読むならこちら
――📙Amazonで見る👉『バナナの魅力を100文字で伝えてください』要約・感想|“伝わる力”
――📙Amazonで見る💬『人とつながる力』|まとめ
人は、一人では生きていけない。
本から学んだ「信頼・対話・人間関係との向き合い方」をまとめています。
📖 パパからの本だより
パパが本から学んだ “生き方” や “考え方” を、君たちに伝えています。
👉 『人とつながる力』をもっと読む
👉 君たちへ |パパからの手紙記事を読む
👉 カテゴリー一覧を見る
他のテーマも、きっとどこかにあります。



コメント