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『この保険、解約してもいいですか?』要約・感想|不要な保険を見直して家計を軽くする方法【パパからの本だより】

※本記事にはアフィリエイトリンクが含まれます。
『この保険、解約してもいいですか?』要約・感想|不要な保険を見直して家計を軽くする方法【パパからの本だより】 家計管理・保険を学ぶ棚

その保険、本当に必要ですか?

なんとなく不安で入っている保険はありませんか。もしそれが、人生を少し重くしているとしたらどうでしょう。

保険は「安心」を売る商品。だからこそ、不安が大きいほど買いすぎてしまう。

パパはこれまで仕事や家計のなかで、

「保険は入っておいたほうが安心だよ」
「何かあったとき困らないよ」

そんな言葉を信じて、深く考えずにいくつも保険に加入していました。

でも、あるとき気づいたんです。

「安心のために払っていたはずのお金がむしろ人生を重くしていた」 と。

今回紹介する本『この保険、解約してもいいですか?』は、そんなパパの考え方を大きく変えてくれた一冊です。

📌この記事でわかること
  • 保険で備えるのに向く「3つの条件」という判断基準
  • 公的な健康保険がどこまで守ってくれているのか
  • 解約をためらう3つの理由とその乗り越え方
  • 生命保険として残すべきたった1本とは何か
  • 変額保険を20〜30万円の損で解約したパパの実録

📘 今回紹介する本はこちら
『この保険、解約してもいいですか?』

“知ること”で自分の人生を守れると教えてくれた一冊です。

  1. 『この保険、解約してもいいですか?』が教えてくれること|本当に必要な保険と見直しの判断基準
    1. 「不安の大きさ」ではなく「金額の大きさ」で決める|保険で備えるのに向く3つの条件
    2. いちばん強い保険には、もう入っている|公的な制度という土台
    3. 「損しないように見える」商品のからくり|保障と貯蓄を混ぜない理由
    4. 「もったいない」から自由になる|解約をためらう3つの理由と向き合う
    5. 生命保険はたった1本でいい|残すべき保険と手放していい保険
  2. パパが『この保険、解約してもいいですか?』から学んだこと|「不安」で保険を選んでいた自分に気づいた
  3. 実践するときに悩んだこと|20〜30万円の損を、確定させるまで
    1. ①「これまで払った分がもったいない」
    2. ②「担当の人に悪い」
    3. ③「それでも、万が一のことが怖い」
    4. 妻に話したこと
    5. 実際にやったこと
    6. 今は保険で迷うことがなくなりました
  4. 子どもたちへのメッセージ|不安ではなく知識で備える力を持とう
  5. 『この保険、解約してもいいですか?』の魅力|保険の仕組みをやさしく理解できる一冊
  6. 行動への一歩|今日からできる “保険見直し” 3つのステップ
    1. 入っている保険をすべて書き出す
    2. 「3つの条件」に当てはめてみる
    3. 浮いたお金を、未来のために回す
  7. まとめ:不安ではなく知識で備える人生を歩もう

『この保険、解約してもいいですか?』が教えてくれること|本当に必要な保険と見直しの判断基準

保険は「不安」で選ぶものではなく「金額」で選ぶ道具。

この本を読んでパパがいちばん強く感じたのがこの違いでした。

保険を検討するとき、多くの人は「もしこうなったら怖い」という気持ちから考え始めます。でも、そこを出発点にするといくら保険に入っても不安はなくなりません。

大事なのは怖いかどうかではなく、そのとき必要になるお金を自分で払えるかどうか

この本が教えてくれることは大きく5つに分かれています。

「不安の大きさ」ではなく「金額の大きさ」で決める|保険で備えるのに向く3つの条件

まず、この本のいちばん根っこにある考え方があります。

それは、保険は使う場面を選ばないと損をする仕組みだということです。

保険料として集められたお金はそのすべてが給付金になるわけではありません。

会社の運営費や広告費、販売にかかる費用などもそこから支払われています。決算の情報から見ると、集めた保険料のうち4割前後がそうした部分にあたるとされています。

しかも、投資信託などでは手数料が開示されるのが当たり前なのに、保険では商品ごとの手数料がほとんど見えません

構造としては、宝くじに近いという見方が紹介されています。大勢から少しずつ集めて一部の人にまとめて渡す仕組み。

宝くじは幸運な人が受け取り、保険は不運な事態に遭った人が受け取る。方向が逆なだけで参加者全体で見れば「払った額のほうが多くなる」という点は同じです。

だからこそ、保険は使う場面を絞る必要があります。この本では、保険で備えるのに向いている条件が3つ挙げられています。

  • めったに起きないこと
  • 自分のお金では対応できない大金が必要になること
  • いつ起こるか分からないこと

この3つがそろっているときだけ、保険という道具は本来の力を発揮します。

逆に、よくあることに保険で備えようとすると、給付する回数が増える分だけ保険料が高くなります。「手厚い保障」は、言い換えれば「高い保険料」でもあるんです。

そして興味深いのが自動車保険の賠償責任の話です。

事故で人を傷つけてしまったときの賠償は、億単位になることもあります。めったに起きず、自分では払えず、いつ起きるか分からない。3つの条件を完璧に満たしているので、誰も加入をためらいません。

  • 自動車保険では、多くの人が正しく判断できている
  • でも生命保険になると、同じ判断ができなくなる
  • その違いを生んでいるのが「不安」という感情

保険のことをよく知っている人ほど加入している保険が少ないと言われます。理由はシンプルで、「不安があるかどうか」ではなく「万一のときにいくら必要か」だけで決めているから。その金額を自分で払えるなら保険は使わない。それだけのことなんです。

いちばん強い保険には、もう入っている|公的な制度という土台

次に、この本を読んで多くの人が驚くのがこの部分だと思います。

パパたちはすでに手厚い保険に加入しています。それが健康保険です。

会社員なら健康保険組合や協会けんぽ、公務員なら共済組合、自営業なら国民健康保険。毎月の給与から引かれているあの保険料が、実はかなり強い保障を買っています。

  • 窓口での自己負担は、現役世代で3割
  • 70歳以上では原則2割、75歳以上では1割
  • そしてひと月の自己負担には、上限が決められている

この上限を決めているのが高額療養費制度です。医療費そのものが何百万円かかったとしても、窓口で払う自己負担にはひと月あたりの天井がありそれを超えた分は戻ってきます。

年収によって金額は変わりますが、想像よりずっと低い水準に収まります。

ひとつだけ、伝えておきたいことがあります。

この高額療養費制度の上限額は、2026年8月から段階的に引き上げられることが決まっています。あわせて、1年間の負担にも上限が設けられるようになります。

つまり、これから自己負担は少しずつ重くなっていきます。

この本が書かれたのは2023年なので、ここで紹介している金額はその前の制度が前提です。パパも最初にそのことを知ったときは「じゃあ、やっぱり民間の医療保険が必要ってこと?」と一瞬思いました。

でも、よく考えるとそうではないんですね。

上限が上がっても、上限そのものがなくなるわけではないからです。医療費が何百万円かかっても青天井にはならないという仕組みは変わりません。土台としての強さは残ります。

大事なのは金額を暗記することではなく、制度は変わるものだと知っておくこと。そして、変わったときに自分で調べ直せることです。

いちばん新しい金額は、加入している健康保険や厚生労働省のページで確認できます(この記事の制度の内容は2026年7月時点のものです)。

そう考えると、民間の医療保険がどういう位置づけになるかが見えてきます。

  • 入院や通院は「めったに起きないこと」とは言いにくい
  • そして自己負担には、すでに上限がある
  • つまり3つの条件のうち、2つを満たしていない

医療保険が不要だとされるのは保障が悪いからではなく、そもそも公的な制度が同じ役割を先に果たしているからなんですね。

さらにこの本では、健康保険が働けなくなったときの備えにもなっていることが説明されます。

会社員などが病気やケガで連続して3日以上仕事を休んだ場合、4日目から傷病手当金が支給されます。それまでの収入の3分の2程度が、最長1年6か月にわたって受け取れる仕組みです。

  • 会社員や公務員には、この傷病手当金がある
  • 一方で、自営業やフリーランスの国民健康保険にはない
  • だから就業不能保険を検討する価値があるのは、この制度がない人

この本は「保険はすべて不要」と言っているわけではありません。公的な制度で足りている部分を、もう一度お金を払って買い直す必要はないと言っているだけなんです。

「損しないように見える」商品のからくり|保障と貯蓄を混ぜない理由

3つ目は、パパ自身がいちばん痛いところを突かれた部分です。

「掛け捨てはもったいない」「貯まる保険のほうがお得」

そう説明されるとたしかに魅力的に聞こえます。でもこの本を読むと、その「お得に見える」という感覚がどこから来ているのかが分かってきます。

貯蓄型の保険では払った保険料がそのまま積み立てられるわけではありません。契約した最初のうちは販売にかかる費用などに回る分が大きく、積み立てに向かうお金がとても少なくなります。

  • 契約の初期は積み立てに回る割合が極端に低い
  • つまり、スタート地点がマイナスからになる
  • だから途中でやめると払った額より戻る額が少なくなる

「絶対に損しない」と感じるのは実はマイナスから元に戻るまでの長い時間を待たされているだけという見方が紹介されています。

そしてもう一つ、考えさせられる指摘があります。

貯蓄型の保険で受け取れるお金の大部分は自分が積み立てたお金だということ。しかもそれは、いろいろな費用を差し引かれた後の自分のお金です。

保障を買っているつもりで、実は自分の貯金を手数料つきで預けていたという構図になりかねません

  • 保険に本当に必要なのは保障の機能
  • お金を増やす機能は保険が得意な分野ではない
  • だから保障と貯蓄は混ぜないほうが分かりやすくなる

この「混ぜない」という考え方がこの本全体を貫いています。

保障は保障としていちばん安い形で買う。お金を増やすことは増やすことに向いた方法で別にやる。分けてしまえばどちらも比べやすくなり、判断できるようになります。

「もったいない」から自由になる|解約をためらう3つの理由と向き合う

保険を見直したほうがいいと分かっても多くの人が動けません。パパもそうでした。そして動けない理由はたいてい3つに絞られます。

  • これまで払ってきた分がもったいない
  • お世話になっている担当の人に悪い
  • それでも、万一のことが怖い

この本が丁寧に扱ってくれるのが1つ目です。

すでに払ってしまった保険料は続けても解約しても戻ってきません。だから判断すべきなのは「これまでいくら払ったか」ではなく、これから先も続けることが自分にとって得なのかという一点だけ。

  • 過去に払った分はどちらを選んでも戻らない
  • 戻らないお金を基準にすると決められなくなる
  • 比べるべきなのは「これから払う額」と「これから受け取る額」

過去を基準にすると迷い続けることになります。今日から先を基準にすると答えが出せるようになります。

この考え方は、保険だけの話ではないんですよね。続けられていない習い事、読み進められない本、合わなくなった仕事。「ここまでやったから」で判断すると人は動けなくなります。

2つ目の「担当の人に悪い」についても、この本では現実的な向き合い方が紹介されています。

感情で断ろうとするとどうしても難しくなります。相手はその道のプロですしこちらには断る理由をうまく言葉にする準備がありません。だからこの本が示すのは、話術ではなく判断の軸をひとつ持っておくという方向です。

  • 断り方を上手にしようとしない
  • そのかわり「自分はこうする」という基準を先に決めておく
  • 基準があれば、提案を検討する必要がなくなる

検討しないから迷わない。迷わないから短い言葉で終われる。断る力は口のうまさではなく準備でつくるものなんだと思います。

では、3つ目の「万一のことが怖い」にはどう答えればいいのか。ここでようやくこの本の結論が出てきます。

生命保険はたった1本でいい|残すべき保険と手放していい保険

すべてを手放すのではなく、たった1本だけ残す。

ここで一つ、はっきりさせておきたいことがあります。

この「1本」というのは、民間の生命保険の話です。世の中のすべての保険が1本でいいという意味ではありません。

たとえば、

  • 火災保険……家が焼けたり大きな被害を受けたときの損害は、自分の貯金ではとても払いきれない金額になります
  • 自動車保険(対人・対物)……事故で人を傷つけてしまった場合の賠償は、億単位になることもあります。対物も店舗や電車などに損害を与えると高額になるため、どちらも無制限にしておくのが一般的です

どちらもめったに起きず、自分のお金では対応できず、いつ起きるか分からない。さきほどの3つの条件をそのまま満たしています。

だからこの2つはこの本の考え方に沿って言えば「入っておくべき保険」です。むしろこの本は、自動車保険の賠償責任を「人が正しく判断できている良い例」として紹介しているくらいなんですね。

3つの条件は、保険を減らすためだけの道具ではありません。必要な保険を見極めるための道具でもある。そう考えると、この本の言いたいことがより立体的に見えてきます。

そのうえで、生命保険として残す1本が子育て中の世帯主が入る掛け捨ての死亡保険です。収入保障保険と呼ばれる種類のものが紹介されています。

  • 子どもが独立するまでの期間限定にする
  • 受け取れる保険金の総額は時間とともに少しずつ減っていく
  • 保険料はその分だけ安くなる

一見するとだんだん減っていくのは損なように思えます。でもよく考えるとこれがとても理にかなっているんです。

子どもが小さいうちはこれから先の生活費も学費も長く必要になります。でも子どもが大学生になっていれば必要な期間はもう短い。

  • 必要になるお金は子どもの成長とともに減っていく
  • 保険金の減り方がその必要額の減り方と重なっている
  • だから無駄が少なく保険料も安く抑えられる

さらに、必要な保障額を考えるときに見落としがちなものもあります。遺族年金という公的な支えがあること、住宅ローンを組んでいれば団体信用生命保険があること。これらを計算に入れると、民間の保険で用意すべき金額はもっと小さくなります。

  • 特約をたくさんつける必要はない
  • 保険料が安いことは悪いことではなく良いこと
  • 勤務先の団体保険や共済のほうが割安な場合もある

「安心を増やすために保険を足す」のではなく「必要な1本だけを残して、あとは手放す」。

そんな考え方をこの本は教えてくれます。


この5つに共通しているのは、判断の基準を自分の中に持とうという視点です。

不安ではなく金額で決める。公的な制度がどこまで守ってくれているかを知る。保障と貯蓄を混ぜない。過去ではなく今日から先で判断する。そして、残すものと手放すものを自分で選ぶ。

同じ基準を使えば手放すべき保険も残すべき保険も自分で見分けられるようになります。

保険の知識そのものより、この5つの基準を持てるかどうかがその後のお金との付き合い方を変えていく。

そんなことをこの本は静かに教えてくれます。

パパが『この保険、解約してもいいですか?』から学んだこと|「不安」で保険を選んでいた自分に気づいた

パパは、不安を減らすために保険に入っていた。でも本当は、考えることをやめるために入っていた。

この本を読んで、いちばん最初に浮かんだのは、自分自身の顔でした。

パパはかつて教育費が不安で変額保険に加入しました。「守りながら増やせる」という説明を聞いて、これなら間違いないと思ってしまった。知識がないまま「よさそう」という感覚だけで契約したんです。

この本が示す3つの条件を当時のパパは一つも使っていませんでした。

  • めったに起きないことか
  • 自分のお金では払えない金額か
  • いつ起きるか分からないことか

考えていたのはただ一つ、「不安かどうか」だけでした。

そして気づいたことがあります。

パパは保険に入ることで「考えなくていい状態」を買っていたんです。

本来なら自分で調べて、自分で判断すべきことを「とりあえず入っておけば大丈夫」と保険会社に預けていた。安心を買ったつもりで、実は思考停止を買っていた。それが正直なところでした。

もう一つ、読んでいて恥ずかしくなった部分があります。

公的な制度を、まったく知らなかったこと。

高額療養費制度も傷病手当金も名前すら曖昧でした。すでに毎月しっかり保険料を払っていて、その保障がどこまで届いているのかを一度も確認せずに、その上にもう一枚、民間の保険を重ねていたんです。

  • 自分がすでに入っている保障を知らなかった
  • 知らないから足りているのかどうかも分からなかった
  • 分からないから不安だけが残っていた

不安の正体はリスクそのものではなく、知らないことだったんだと思います。

この本を読んで「保険を減らそう」と思ったわけではありません。そうではなくて自分の判断の基準を持とうと思いました。

不安で決めるのをやめて金額で決める。公的な制度がどこまで守ってくれているかを先に確認する。保障と貯蓄を混ぜない

この基準を持ってから見直せば、答えは自分で出せるはずだと思ったんです。

実践するときに悩んだこと|20〜30万円の損を、確定させるまで

基準を持つことと、実際に動くことは、まったく別のことでした。

パパはこの本が挙げている「解約をためらう3つの理由」を全部そのまま経験しています。

①「これまで払った分がもったいない」

パパが入っていた変額保険は、月1.5万円を5年間。支払った総額は約90万円でした。解約返戻金を確認したときの金額が約60〜70万円。

20〜30万円の損が、解約した瞬間に確定する。

正直に言うと手が止まりました。

頭では分かっているんです。すでに払った90万円は、続けても解約しても戻ってこない。比べるべきなのは「これから払う額」と「これから受け取る額」だけだと。

でも、目の前に「マイナス20〜30万円」という数字があると、その理屈が急に遠くなるんですよね。

  • 過去は変えられないと、知識としては分かっている
  • それでも、損を自分の手で確定させるのは怖い
  • 「もう少し待てば戻るかもしれない」と考えたくなる

サンクコストという言葉を知っていても実際に決定ボタンを押す手は止まる。これは経験してみないと分からないことでした。

②「担当の人に悪い」

解約したいと伝えたとき販売員の方からこう言われました。

保険販売員
保険販売員

「あと数年持っていれば、元本くらいにはなりますよ」

悪意のある言葉ではないと思います。でも、この一言はよく効きました。

このとき助けになったのがこの本が教えてくれた考え方でした。断り方を上手にしようとするのではなく、自分の基準を先に決めておくという方向です。

パパが考えたのは元本に戻るまでの数年間、そのお金を投資に回せないという機会損失のことでした。

  • 数年待って、元本に戻るのを待つ
  • 今すぐ解約して、低コストの投資を数年分長く続ける

どちらが長期的に大きくなる可能性が高いか。そう置き換えたら迷いが減りました。

うまく断ろうとしていたらたぶん断れていません。基準があったから検討しなくてよくなったんだと思います。

保険の断り方については、こちらの記事に詳しく書いています。

👉職場の保険営業の断り方|変額保険で数十万円損したパパが「話だけでも」を断れるようになるまで【実録】

③「それでも、万が一のことが怖い」

正直、これがいちばん重かったです。

パパには子どもがいます。もし自分に何かあったとき家族が困る。その可能性を思うと保障を手放すという判断がどうしてもできませんでした。

でもこの本を読んでようやく気づいたんです。

パパは「保険をやめるかどうか」で悩んでいたけれど、本当に考えるべきだったのは「どの形で保障を持つか」だった。

保障を持ちたいならいちばん安い形で持てばいい。貯蓄と混ぜる必要はない。

そう整理できてから迷いが消えました。

妻に話したこと

解約する前に妻にも話をしました。

伝えたのは2つです。

  • 保険は掛け捨ての生命保険に変えること
  • 投資はNISAで積立をすること

「保険をやめる」ではなく「保険は保険としていちばん安い形で残す。増やすほうは増やすのに向いた方法で別にやる」という説明ができたことが大きかったと思います。

保障がなくなるわけではない。だから納得してもらえました。

もしあのとき「解約して投資に回す」とだけ伝えていたら話は違っていたかもしれません。

実際にやったこと

まず、マネーフォワードMEで家計を見える化しました。何にいくら使っているかを並べたときに、貯蓄型保険がかなり大きな固定費として居座っていることがはっきり見えました。

そのうえで、変額保険を解約。20〜30万円の元本割れを確定させました。

保障は掛け捨ての生命保険に切り替えました。

そして解約で戻ってきたお金と浮いた保険料は、SBI証券のNISA口座で全世界株式のインデックスファンドに積み立てています。

最初の買い付けのときは画面の前でしばらく止まっていました。「本当に買っていいのか」「増えなかったらどうしよう」。あの数分のことは今でもよく覚えています。

変額保険を解約した経緯と、その後の暴落を経験した話は、こちらの記事に詳しく書いています。

👉変額保険を解約した話|数十万円の元本割れでも決断した理由と、その後の選択

今は保険で迷うことがなくなりました

あれからパパは保険のことで悩まなくなりました。

驚いたのは判断が速くなったことです。

保険の話を聞く機会は今でもあります。でも以前のように「よさそうだな」「入っておいたほうがいいのかな」と考え込むことがなくなりました。

3つの条件に当てはめてみて、当てはまらなければそれで終わり。公的な制度で足りているならそこで終わり。

  • 迷わないのは意志が強くなったからではない
  • 判断する基準を先に決めてあるから
  • 決めてあるからそもそも検討しなくてよくなった

以前のパパは不安になるたびに保険を探していました。今は不安になったら制度を調べます。

同じ「不安」でも、向かう先が変わっただけでこんなに楽になるものなんだと思っています。

もちろん、これから家族の状況が変わればまた見直す場面は来ると思います。でもそのときもたぶんもう迷わない。基準は残っているから。

保険を整理して手に入れたのは、月々の保険料の差額だけではありませんでした。

「もうこのことで悩まなくていい」という状態そのものがいちばん大きかったのかもしれません。

子どもたちへのメッセージ|不安ではなく知識で備える力を持とう

子どもたちへのメッセージ|不安ではなく知識で備える力を持とう

不安ではなく“知識”で人生を守れる人になってほしい。

生きていると誰でも不安になることがあります。

将来のこと、お金のこと、健康のこと――心配し始めたらきりがありません。

そんなときに「安心できますよ」と言われるとつい飛びつきたくなる。

でも、安心は“買うもの”ではないんです。

安心は“つくるもの”。

君たちに知っていてほしいのは、

  • 備えるべきことは、すべてにではなく「生活が壊れるリスク」にだけ
  • それ以外のことは、知識と自分の行動で十分守れる
  • 不安に流されず、自分で考えて選ぶことができる人が強い

ということ。

そしてもうひとつ大事なのは「分からないことをそのままにしないこと」。

難しそうに見えるお金の話も少しずつ学べば必ず理解できるようになります。

知識が増えるほど不安は小さくなっていく。

逆に、知らないままだと不安は大きくなり続ける。

だからこそ、不安を感じたときこそ「学ぶチャンス」だと思ってほしい。

どんな時代が来ても、正しく備える力があれば君たちはきっと大丈夫。

不安にお金を払う人生ではなく、未来の自分のためにお金を使える生き方を大切にしてほしい。

パパはそう思っています。

『この保険、解約してもいいですか?』の魅力|保険の仕組みをやさしく理解できる一冊

この本の良いところは保険相談の場に同席しているような読み方ができるところです。

保険に入りすぎているある夫婦の相談に著者が答えていく。その会話をそのまま読んでいく形で進みます。

  • 出てくる疑問が自分が思っていたことと同じ
  • 「でも、こう言われたんですけど」という食い下がりまで書かれている
  • だから、自分の悩みが順番に片づいていく感覚がある

パパが読んでいて何度も思ったのは「それ、まさに自分が聞きたかったことだ」ということでした。

保険の本というと専門用語が並んでいて途中で読むのをやめてしまいそうなイメージがあります。でもこの本はそういう言葉がほとんど出てきません。

一冊読み終えるころには保険の知識が増えたというより、判断できる状態になっている。そういう本です。

行動への一歩|今日からできる “保険見直し” 3つのステップ

「不安に払っているお金」を減らすだけで人生は軽くなる。

難しいことをする必要はありません。大切なのは小さくてもいいから「一歩踏み出すこと」。

ほんの少し見直すだけでもお金との向き合い方は変わっていきます。

今日からできる “保険見直しのステップ” を3つ紹介します。

入っている保険をすべて書き出す

まずは、自分が今どんな保険に入っているかを一覧にしてみてください。

  • 保険の名前と種類
  • 毎月いくら払っているか
  • その保険が何に備えるためのものか

書き出すときのコツは、月額ではなく年額に直してみることです。月5,000円は「まあこんなものか」と思えても、年6万円と書くと見え方が変わります。

紙に書き出すだけでも十分です。パパは家計簿アプリ(マネーフォワードME)を使いました。銀行口座やカードを登録すると毎月の支払いが自動で並ぶので「なんとなく続いていた支出」が一目で分かります。

家計全体が見えるようになると、保険だけでなく他の固定費にも気づけるようになります。

「3つの条件」に当てはめてみる

書き出したら一つずつこの3つに当てはめてみてください。

  • めったに起きないことか
  • 自分のお金では払えない金額か
  • いつ起きるか分からないことか

3つがそろっていれば保険の出番です。そろっていなければ貯金や公的な制度でカバーできる可能性が高い

なんとなくの不安ではなくこの3つで判断する。それだけで答えが出せるようになります。

そしてもう一つ忘れないでほしいことがあります。

自分がすでに入っている公的な制度を先に確認すること。

健康保険、高額療養費制度、傷病手当金、遺族年金。住宅ローンを組んでいれば団体信用生命保険もあります。

パパはここを知らないまま、その上にもう一枚、民間の保険を重ねていました。

先に土台を確認するだけで必要な保険は驚くほど減ります。

浮いたお金を、未来のために回す

見直して保険料が浮いたらそのまま生活費に溶かさないことが大切です。

貯金でも、投資でも、学びのためでもいい。行き先を決めておくと見直した効果がちゃんと残ります。

パパは、解約で戻ってきたお金と浮いた保険料をNISA口座での積立に回しました。

「保険で増やす」のをやめて「増やすことに向いた方法で増やす」に切り替えただけです。保障は掛け捨てで安く持つ。増やすほうは別でやる。分けたことでどちらも分かりやすくなりました。

ただ、正直に言うとここでまた止まる人が多いと思います。パパもそうでした。

「証券会社はどこがいいのか」
「何を買えばいいのか」
「いくらから始めればいいのか」
「暴落が来たらどうするのか」

保険を見直すところまでは決断できても次の一歩でまた迷ってしまう。

その迷いどころをパパが実際にどう考えてどう決めたのか。5年続けてきた結果まで含めて、別の記事に全部書いています。これから始める方はこちらを読めば一通り確認できると思います。

👉NISAの始め方|保険で数十万円損したパパが、それでも積立投資を選んだ理由と手順【5年間の実録】

すぐに口座だけ開いておきたい方へ。ネット証券ならSBI証券か楽天証券が定番です。どちらもNISA口座を無料で開設できます。

パパはSBI証券をメインで使っています。楽天カードや楽天市場をよく使う方ならポイントも貯まる楽天証券のほうが使いやすいかもしれません。


どれも特別なことではありません。でも、この3つを順番にやるだけで「なんとなく不安だから」で払っていたお金が目に見える形になります。

見えるようになれば判断できる。判断できれば迷わなくなる。

小さな一歩からで大丈夫です。

まとめ:不安ではなく知識で備える人生を歩もう

安心は、誰かに与えてもらうものではなく自分で整えていくもの。

『この保険、解約してもいいですか?』は、保険のことを学ぶ本であり、同時に「不安との付き合い方」を教えてくれる本でもあります。

必要なものをシンプルに選び、いらないものは手放す。

それは、物でもお金でも人生でも同じです。

君たちが大きくなるころ、世の中はもっと複雑になっているかもしれません。

でも、正しく備える力さえあればどんな時代でも自分の人生を守れる。

そして、その力は特別な才能ではなく、ひとつひとつの小さな判断の積み重ねで育っていくものです。

今日、何にお金を使うか。
何を手放すか。
何を信じて選ぶか。

その選択のひとつひとつが、未来の自分をつくっていきます。

どうか君たちも、自分の人生は自分で整える。
そんな生き方をこれからも大切にしてください。

パパは君たちが自分の人生を自分で整えられることを信じています。


以上、
『この保険、解約してもいいですか?』要約・感想|不要な保険を見直して家計を軽くする方法【パパからの本だより】
でした。

おしまい。

君たちへ
— 本だよりパパ(HondaYori Papa)


📚 この本の次に読むなら

同じ著者が「なぜ民間の保険はいらないのか」をさらに踏み込んで書いた一冊です。この記事に納得できた方なら、こちらも同じように読めると思います。

👉『いらない保険』要約・感想|必要な保険の見極め方と家族を守るお金の考え方


📖 パパの実録|20〜30万円の元本割れ

記事の中で触れた変額保険の解約について、契約したときの気持ちから解約を決めるまで、その後の暴落まで一部始終を書いています。数字も隠さず出しました。

👉 変額保険を解約した話|数十万円の元本割れでも決断した理由と、その後の選択


💰『お金と生きる』|まとめ
お金は、人生を支える道具。
本から学んだ「お金との向き合い方」をまとめています。


✉️ パパの日常はnoteで

本の話だけでなく、日常の迷いや子どもたちへの想いは、noteにも書いています。よかったらのぞいてみてください。

👉 note:パパからの本だよりplus


【免責事項】
本記事は、私個人の体験と考え方をまとめたものであり、特定の保険商品や金融商品への加入・解約・投資を勧誘・推奨するものではありません。保険の内容や必要な保障は、家族構成や収入、資産状況によって大きく変わります。また、記載している制度の内容は2026年7月時点のものであり、今後変更される可能性があります。保険の見直しや投資の最終判断は、ご自身の状況に合わせてご自身の責任で行ってください。

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