人生の幸せは、どれだけ時間を味わえたかで決まる。
パパはこの本を読んで、あらためてそう感じました。
どれだけお金をもらっているか、どれだけ偉い肩書きを持っているかよりも、
・家族と笑った時間
・好きなことに夢中になった時間
・心がふっと軽くなるひとりの時間
こういう時間をどれだけ持てたかが、心の満足にもつながっていきます。
でも現実の社会では、
「忙しい人ほど立派」
「残業している人ほどがんばっている」
みたいな空気がまだまだ強くあります。
パパも、会社で働いていると
「時間を犠牲にしてでも成果を出さないと」と思ってしまうことがあります。
そんなとき、この『TIME SMART お金と時間の科学』は、
「本当に大事なものは何?」と静かに問いかけてくれました。
📘 今回紹介する本はこちら
『TIME SMART お金と時間の科学』
『TIME SMART』が教えてくれること|時間を優先することが、幸せへの近道
お金より時間を大事にすると、人生の満足度は上がる。
仕事で成功したり、お金をたくさん手に入れたりすることは、もちろん嬉しいことです。
でも、そのために自分や家族との時間を削り続けてしまうと、
心のどこかで「これでよかったのかな?」というモヤモヤがたまっていきます。
この本では、たくさんの調査や実験を通して、
・忙しさに追われていると、健康や人間関係が少しずつすり減っていくこと
・収入がある程度まで増えたあとは、それ以上お金が増えても、幸せはあまり増えないこと
・「時間を大切にする人」ほど、心が安定し、人とのつながりも豊かになりやすいこと
を示しています。
大事なのは「どれだけ稼いだか」ではなく、
「どんな時間の使い方を選んできたか」。
この本は、ぼんやりと感じていたその感覚に、はっきりと言葉を与えてくれます。
パパが『TIME SMART』から学んだこと|時間の使い方が、これからの人生をつくっていく
時間の使い方は、未来の自分への投資そのもの。
毎日、仕事・家事・移動・スマホ・メール…
気づいたら一日が終わっている、ということがよくあります。
でもその一つひとつの選択が、数年後・数十年後の自分をつくっていきます。
たとえば、
・いつも残業を優先して、家族との夕食をあきらめるのか
・少し収入が減っても、子どもたちと過ごす時間を選ぶのか
どちらが正しい、という話ではありません。
ただ、「何に時間を投資しているのか」を自分で自覚しないと、
気づいたときには、
「本当は大切にしたかった時間」
が手の中からこぼれ落ちているかもしれません。
パパはこの本を読んでから、
・ただなんとなくSNSを見る時間を減らすこと
・お金で買える「時間のゆとり」があるなら、迷わず使うこと
・「将来の後悔」を想像しながら、大きな選択をすること
を意識するようになりました。
時間の使い方という視点では、こちらの記事も参考になります。
👉『時間を使いこなせば人生は思い通り 神時間力』書評|君たちに伝えたい “時間を味方につける力”
子どもたちへのメッセージ|忙しさよりも、「大切な時間」を選べる人になってほしい
忙しさを自慢する人ではなく、「時間の選び方」が上手な人になってほしい。
テストや部活、習いごと、ゲームや動画…。
これからの人生でも、「やること」「やりたいこと」はどんどん増えていきます。
そんなときに、
・ただ流されて予定を詰め込むのか
・「本当に大事なことは何か?」と一度立ち止まって考えるのか
この違いが、心の余裕や幸せを大きく変えていきます。
「この時間の使い方は、未来の自分にとって誇れるかな?」
「あとから振り返ったとき、後悔しないかな?」
そうやって少し先の自分を思い浮かべながら、
時間を選べるようになってほしい。
忙しさに飲み込まれるのではなく、
自分で時間をデザインできる人になれたら、きっと人生はもっと自由になります。
『TIME SMART』の魅力|科学が教えてくれる「幸せな時間の使い方」
この本の魅力は、
「なんとなく良さそう」ではなく、
「きちんと調べた結果」にもとづいて時間の使い方を教えてくれるところです。
「家事を外注すると、本当に幸せになるのか?」
「通勤時間が長くなると、人はどんな気持ちになるのか?」
「忙しい人と、ゆとりのある人では、心や人間関係にどんな違いが出るのか?」
こうしたことが、データや実験を通じて丁寧に検証されています。
だからこそ、
「時間を大切にしよう」
「家族との時間を優先しよう」
といったメッセージが、単なる精神論ではなく、
「根拠のある選択」として心に響いてきます。
さらに、難しい専門用語ではなく、
日常の場面をイメージしやすい具体例が多いのも読みやすいポイントです。
「自分の生活なら、どこから変えられそうかな?」
と考えながら読み進めることができます。
行動への一歩|今日からできる「時間を大切にする」3つの習慣
今日からできる「時間を大切にする習慣」を3つだけ挙げておきます。
- 一日の終わりに「今日のよかった時間」を書き出す
どんなに忙しい日でも、「あの会話は楽しかった」「あの10分はほっとできた」
という時間が必ずどこかにあります。
それを見つけて言葉にすることで、「自分にとって大切な時間」がだんだん見えてきます。 - 惰性のスマホ時間を10分だけ減らしてみる
ゲームや動画を見るな、ということではなく、
「なんとなく」触っている時間を、まずは10分だけ別のことに使ってみる。
その10分を、読書や家族との会話にあてるだけでも、心の満足は変わってきます。 - 「この選択は、未来の自分が喜ぶかな?」と一度問いかける
遊びの予定、勉強のしかた、休み方…。
何かを選ぶとき、「未来の自分」が笑っているかどうかをイメージしてみてください。
その問いかけが、時間の使い方をやさしく修正してくれます。
本を読んで満足するだけでなく、小さな行動から始めることが大切です。
まとめ:お金より「時間の豊かさ」を大切にしよう
お金より時間の豊かさを大切にしてほしい。
たくさん稼ぐことも、立派な仕事をすることも、もちろん素晴らしいことです。
でも、そのために、心のゆとりや家族との時間、
自分を大事にする時間を完全に失ってしまったら、
きっとどこかで寂しさや虚しさを感じてしまうはずです。
時間は、一度過ぎたら戻ってきません。
だからこそ、
・誰と過ごすのか
・何をして過ごすのか
・どんな気持ちでその時間を味わうのか
を、自分の頭でていねいに選んでいく必要があります。
パパもまだ、時間の使い方で失敗することがあります。
仕事に追われて、君たちとの時間をうまく守れなかった日もあります。
それでも、この本を読んでから、
「これからの時間をどう生きるか」を前より真剣に考えるようになりました。
どうか君たちは、忙しさを競うのではなく、
「大切な時間で自分の人生を満たしていく」生き方を選んでください。
それが、パパが『TIME SMART』から受け取った、一番大切なメッセージでした。
パパは君たちに豊かな人生をいつも祈っています。
以上、
『TIME SMART お金と時間の科学』書評|パパからの本だより:君たちに伝えたい “時間を味方にする生き方”
でした。
おしまい。
君たちへ
— 本だよりパパ(HondaYori Papa)
📚 つぎに読むならこちら
👉『LIFE SHIFT』書評|君たちに伝えたい “人生をつくり変える力”
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パパが本から学んだ “生き方” や “考え方” を、君たちに伝えています。
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