成長は「たまたま」起きるものではなく、自分でハンドルを握ることで手に入る。
パパは『鬼速PDCA』を読んで、そのことをあらためて強く感じました。
仕事でも勉強でも、
「がんばっているのに、思ったほど成果が出ない」
と感じることがあります。
パパもそうしたモヤモヤを、何度も経験してきました。
そんなときに出会ったのが、この『鬼速PDCA』という本です。
この本は、
「どうすればもっと速く、何度も、失敗を糧にしながら成長していけるのか」
を教えてくれる一冊でした。
📘 今回紹介する本はこちら
『鬼速PDCA』
『鬼速PDCA』が教えてくれること|小さく速く回すほど、成長も速くなる
人は、行動と振り返りのサイクルを速く回すほど、成長のスピードも速くなる。
これが、この本が教えてくれるいちばん大事なことだとパパは感じました。
「もっと英語ができるようになりたい」
「テストでいい点を取りたい」
と思っても、目標を立てただけでは何も変わりません。
大事なのは、
・目標をハッキリさせて、
・今の自分とのギャップを知り、
・やることを絞って動き、
・うまくいったかを振り返ってやり方を調整すること。
この流れを、何度も繰り返すことです。
この本が教えてくれるのは、
「大きな目標だけでなく、3日後・1週間後の小さなゴールを決めて回していこう」
という発想です。
遠くのゴールだけを見ていると苦しくなってしまうけれど、
「3日だけ試してみる」
「今週はここまでやってみる」
と小さく区切れば、楽しみながら前に進むことができます。
パパが『鬼速PDCA』から学んだこと|努力を「なんとなく」から「狙って成果を出す」形に変える
がむしゃらに頑張るのではなく、
「どこに力を入れるか」を決めてから動くことが、結果につながる近道。
パパはこの本を通して、そのことを実感しました。
パパも若いころは、「たくさん働けば成果が出るはずだ」と思っていました。
でも、どれだけ残業しても評価が上がらない時期があり、
「本当に成果につながる仕事は後回し」
「目の前のメールや雑務ばかりで一日が終わる」
という状態になっていたんです。
この本を読んでから、
パパはまず「ゴールから考える」習慣を持つようになりました。
「この1ヶ月で、一番大事な成果は何か?」
「そのために、今日やるべき行動はどれか?」
と自分に問いかけてから、予定を組むようにしました。
すると、断る仕事・後回しにする仕事を選べるようになり、
大事な仕事に集中してエネルギーを使えるようになりました。
そして、毎週少しずつでも、「前に進んだ実感」が持てるようになりました。
「なんとなく頑張る」から「狙って成果を出す」へと考え方を変えられたことが、
パパにとっては大きな学びでした。
成果を出すという視点では、こちらの記事も参考になります。
👉『仕事のできる人がやっている減らす習慣』書評|君たちに伝えたい “人生を軽くする減らす力”
子どもたちへのメッセージ|完璧じゃなくていいから、まず小さく回してみよう
完璧な計画ができるまで待つよりも、
小さく試してすぐ振り返るほうが、ずっと成長は速くなる。
君たちには、その感覚を早いうちから身につけてほしいと思います。
たとえば、テスト勉強をするとき。
最初から「全部を完璧に覚えよう」とすると、
どこから手をつけていいか分からなくなります。
でも、
「まずは3日間、毎日10問だけ解いてみる」
「1週間だけ、決めた時間に机に向かうことを続けてみる」
なら、今の君たちにもできるはずです。
そして3日経ったら、
「どれくらいできるようになったかな?」と自分で振り返ってみる。
うまくいったところはそのまま続けて、
うまくいかなかったところは、やり方を変えてみる。
それだけで、君たちはすでに自分の人生にPDCAを回していることになります。
大事なのは、「失敗したかどうか」ではなく、
「試してみたか」「そこから何を学んだか」です。
挑戦するたびに、君たちの中に“経験”がたまっていきます。
その積み重ねこそが、
将来、どんなことにも負けない力になっていくのだとパパは思います。
『鬼速PDCA』の魅力|仕事にも勉強にも人生にも、何度でも使える一生ものの考え方
この本の魅力は、一度読んで終わりではなく、
人生のいろいろな場面で何度も読み返せる「土台の考え方」が書かれているところです。
仕事のプロジェクト、資格の勉強、健康づくり、お金の管理、人間関係。
どんなテーマでも、
・目標をはっきりさせる
・今とのギャップを見えるようにする
・行動を小さく分けて実行する
・うまくいった点・いかなかった点を振り返る
という流れは共通しています。
だからこそ、社会人になってからだけでなく、
学生のうちから身につけておくと、一生の武器になります。
パパ自身も、仕事で迷ったり、新しいことに挑戦するときには、
この本の内容を思い出しながら、
「じゃあ、まず何から試そうか」と考えるようにしています。
行動への一歩|今日からできる“鬼速”の小さなサイクル3つの習慣
今日からできる、シンプルなPDCAの一歩を3つだけ紹介します。
- 今日やることを3つだけ書き出す
やることを欲張らないことで、1つずつ確実に前へ進む実感が生まれる。
多すぎる目標より、「3つの小さな達成」のほうが、心を軽くしてくれます。 - 夜寝る前に、できたこと・できなかったことを3分振り返る
短い振り返りでも、学びは積み重なっていく。
「できなかった理由」より、「できた理由」を知ると、明日が少し楽しみになります。 - 明日の自分へのメモを1行残す
今日の学びを消さずに、明日へ橋渡しする。
たった1行でも「次の一歩」が明確になり、朝のスタートが迷わず軽くなります。
どれも小さな行動ですが、これを数日、数週間と続けていくと、
君たちの中に「自分で自分を前に進める力」が少しずつ育っていきます。
まとめ:君たちの人生のハンドルを、自分の手で握ろう
『鬼速PDCA』は、
才能ではなく“仕組み”で成長していくための考え方を教えてくれる本です。
うまくいかないとき、
人はつい「自分には向いていないのかも」と落ち込みがちです。
でも、本当に大切なのは、
目標の立て方・行動の選び方・振り返り方を変えてみることかもしれません。
君たちには、まだまだたくさんの可能性があります。
その可能性を「たまたま」に任せるのではなく、
小さなPDCAを何度も回しながら、自分の手で育てていってほしい。
たくさん試して、たくさん学んでいく人生のほうが、
きっとおもしろいとパパは思います。
君たちが、自分の人生のハンドルをしっかり握り、
「昨日の自分より、ちょっとだけ前に進めた」と思える日々を送れるように。
パパは君たちが前に進めるようにいつも応援しています。
以上、
『鬼速PDCA』書評|パパからの本だより:君たちに伝えたい “小さく速く成長する力”
でした。
おしまい。
君たちへ
— 本だよりパパ(HondaYori Papa)
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