未来は、ひとりで当てにいくものじゃない。
未来は、誰かと一緒に「はじめる」もの。
ニュースを見ていると、
分断だ、対立だ、先が見えない、と言われがちです。
大人でも不安になります。
君たちが生きる世界は、
変化が速くて、正解がひとつに決まりにくい時代かもしれません。
そんなときに、
パパの心の地図を少し描き替えてくれたのが、
『未来をはじめる 「人と一緒にいること」の政治学』でした。
この本は、
政治を「遠い世界の話」から引き寄せて、
「人と一緒にいる」毎日の話として考え直させてくれます。
教室でも、家庭でも、社会でも、
人が集まれば、意見は分かれます。
だからこそ、
どうやって一緒にいられるかを工夫する。
それが政治なんだ、と教えてくれる本です。
📘 今回紹介する本はこちら
『未来をはじめる 「人と一緒にいること」の政治学』
『未来をはじめる』が教えてくれること|対立があっても「一緒にいられる仕組み」はつくれる
対立はなくならない前提で、壊れずに一緒にいられる形を考える。
人はそれぞれ違います。
育った環境も、得意なことも、
好き嫌いも、信じている価値観も違う。
だから、
同じ出来事を見ても、同じ意見になるとは限りません。
この本は、
対立を「悪いこと」と決めつけません。
問題は、対立が起きることではなく、
対立が起きたときに、相手を消そうとしてしまうことです。
政治という言葉は、
ときどき「ケンカ」や「だまし合い」のイメージで語られます。
でも本来は、
意見が違う人たちが、それでも同じ場所で暮らすために、
ルールや制度や、話し合いのやり方を工夫すること。
多数決だけに頼らず、
少数の声が消えないようにする。
感情のぶつけ合いにならないように、場を整える。
そうした「設計」ができると、この本は教えてくれます。
未来が不安なとき、
つい「誰かが正解を出してくれないかな」と思ってしまう。
でもこの本は、
「正解がないからこそ、みんなで試して更新していこう」
と背中を押してくれます。
パパが『未来をはじめる』から学んだこと|もめ事は“意見”より“決め方”で減らせる
もめ事の原因は“意見”よりも“決め方”にあることが多い。
職場でも、家庭でも、
意見が割れる場面はあります。
そのとき、声が大きい人が押し切ったり、
空気で決まったりすると、決まったあとに、必ずモヤモヤが残ります。
そしてそのモヤモヤが、
次の対立の火種になります。
この本は、
「意見をどう集めて、どう決めるか」は
技術であり、改善できるものだと教えてくれます。
多数決は分かりやすい。
でも、万能ではありません。
・どんな問いを立てるか
・どんな順番で話すか
・少数意見をどう扱うか
そこを丁寧に設計することで、
同じメンバーでも、結果も、納得感も変わってくる。
パパ自身、忙しいと、
「早く決めよう」と焦ってしまいます。
でも焦るほど “決め方” が雑になってしまい、
結果として、もっと時間を失ってしまう。
だから最近は、結論より先に、
・争点は何か
・何を大事にしたいか
・決め方はどうするか
を、考えるようにしています。
政治は、国の話だけじゃない。
君たちの教室の話し合いも、部活のルールも、家族の約束も、
全部同じ、「一緒にいるための政治」なんだと思えました。
人とのコミュニケーションという視点では、こちらの記事も参考になります。
👉『人を動かす』書評|君たちに伝えたい “人の心を動かす力”
子どもたちへのメッセージ|“正しさ”より“共にいる力”を育てよう
相手を言い負かす強さよりも、
違う人と一緒にいられる強さが、これからの時代の武器になる。
学校でも、友だち同士でも、
意見が合わないことはあります。
情報が増えるほど、
「自分は正しい」
「相手は間違っている」
と感じる瞬間も増えるかもしれません。
でも、
世の中は“同じ考えの人だけ”ではできていない。
違いがあるのが、普通です。
だから大切なのは、
相手を消すことではなく、
相手を残したまま、前に進むこと。
そのために役立つのが、
「相手の背景を想像する力」と
「決め方を工夫する力」です。
相手が何を大事にしているのか。
何に困っているのか。
そこを少し想像できるだけで、言葉は変わります。
君たちがつくる未来は、
君たちだけのものではありません。
友だちや家族、いろんな人とつながって、はじめて形になります。
だから、
「一緒にいる練習」を、
今日から小さく始めていってください。
『未来をはじめる』の魅力|政治を「自分の生活の言葉」に変えてくれる
政治を「知るもの」から「使えるもの」へと変えてくれる一冊。
この本の魅力は、
政治を難しい専門用語ではなく、
暮らしの感覚に翻訳してくれるところです。
教室の空気。
働くことのしんどさ。
選挙のしくみ。
社会の分断。
バラバラに見える話が、
「人と一緒にいる」という
一本の糸でつながっていきます。
さらに、
民主主義を“きれいごと”としてではなく、
“使いこなす道具”として扱う姿勢も心強い。
よりよい形を探して、試して、振り返って、直していく。
その現実的な前向きさが、この本にはあります。
行動への一歩|今日からできる“一緒に未来をはじめる力”3つの習慣
最初の一歩は、大きくなくていい。
今日からできる“一緒に未来をはじめる習慣”を3つ紹介します。
- 争点を一言で言う。
意見が割れたら、
「何がぶつかっているのか」を言葉にしよう。 - 決め方を先に決める。
決め方を共有するだけで、不公平感が減ります。 - 一度決めたら、必ず振り返る。
1週間やってみて、
良かった点と、困った点を話して、少し直そう。
小さな場で、
小さな習慣を練習すれば、未来は動きはじめます。
まとめ:未来を「一緒にいる力」でつくろう
未来を怖がるより、未来を始める側に回ろう。
対立はなくならない。
でも、壊れずに一緒にいられる仕組みは、工夫できる。
正しさを振りかざすより、
相手を残したまま、前に進む道を探す。
民主主義は、
そのための道具で、練習すればきっと上達するはずです。
パパも、まだまだ失敗します。
急いで決めてしまったり、
相手の背景を想像できなかったり。
でもこの本を読んでから、
「未来は、ひとりで背負わなくていい」
と思えるようになりました。
大事なのは、
君たちが誰かと手を取り合えること。
そして、決め方を整えられること。
どうか君たちも、
違う人を怖がらず、
違うまま一緒にいられる強さを、育てていってください。
それが、
どんな時代でも君たちを守り、
君たちの未来をひらく力になる。
パパは信じています。
以上、
『未来をはじめる』書評|パパからの本だより:君たちに伝えたい “人と一緒に未来をつくる力”
でした。
おしまい。
君たちへ
— 本だよりパパ(HondaYori Papa)
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