時間が足りないのではなく、時間の使い方を選べていないだけかもしれない。
毎日、やることに追われていると、
「もっと時間があればいいのに」と思うことがあります。
仕事、家のこと、約束、やらなければいけないこと。
気づけば一日が終わり、
「今日も自分の時間はなかったな」と感じることもあるでしょう。
パパも同じでした。
がんばっているはずなのに、なぜか満たされない。
忙しいのに、本当に大切なことが前に進んでいない。
そんなときに出会ったのが、
『やめる時間術 24時間を自由に使えないすべての人へ』という本でした。
この本は、「どうやって時間を増やすか」ではなく、
「何をやめ、何を選ぶか」という、
人生そのものに向き合う問いを投げかけてきます。
📘 今回紹介する本はこちら
『やめる時間術 24時間を自由に使えないすべての人へ』
『やめる時間術』が教えてくれること|時間は“増やすもの”ではなく“選ぶもの”
時間がないと感じる原因は、忙しさではなく、選択を手放していることにある。
この本が教えてくれる一番大切なことは、
時間は誰にとっても平等で、1日は24時間しかないという事実です。
それなのに、
「時間がある人」と「時間が足りない人」が生まれるのはなぜか。
その違いは、能力でも、根性でもありません。
違いを生んでいるのは、
その時間を“自分で選んで使っているかどうか”
です。
なんとなく続けていること。
本当は気が進まないのに、断れずにやっていること。
「やったほうがいい」と思い込んでいるだけの時間。
この本は、そうした時間を一度すべて見える形にして、
「それ、本当に必要?」と静かに問いかけてきます。
時間を増やそうとする前に、
まず 使っている時間を疑い、選び直すこと。
それが、この本が教えてくれる時間術の本質です。
パパが『やめる時間術』から学んだこと|やめることは、逃げではなく決断
やめるとは、怠けることではなく、自分の人生に責任を持つこと。
パパは以前、「全部ちゃんとやらなきゃ」と思っていました。
仕事も、家庭も、人付き合いも、
手を抜かず、期待に応え続けることが正しいと思っていたのです。
でも、その結果どうなったかというと、
忙しいのに満足感がない。
一日が終わっても、「今日、何が残ったんだろう」と感じる日々でした。
この本を読んで気づいたのは、
やめることは、人生の優先順位をはっきりさせる行為だということです。
全部を守ろうとすると、
本当に大切なものほど、後回しになってしまう。
だからパパは、
・今やらなくても困らないこと
・他の人に任せられること
・惰性で続けていること
を、少しずつ手放すようになりました。
やめる勇気を持ったことで、
ようやく「自分で選んだ時間」を生きている感覚を
取り戻せた気がしています。
自分の時間を考えるという視点では、こちらの記事も参考になります。
👉『時間を使いこなせば人生は思い通り 神時間力』書評|君たちに伝えたい “時間を味方につける力”
子どもたちへのメッセージ|時間の使い方は、生き方そのもの
何に時間を使うかは、どんな人として生きたいかを決めること。
君たちに伝えたいのは、
忙しいことが立派なわけではない、ということです。
たくさんの予定をこなしていても、
それが「やらされている時間」ばかりだと、
心は知らないうちに疲れてしまいます。
反対に、時間は短くても、
「これを大切にしたい」と思って使った時間は、
不思議と心に残り、力になります。
誰かに決められた時間より、
自分で選んだ時間を大切にしてください。
それはワガママでも、逃げでもありません。
自分の人生を生きるという、いちばん大切な力です。
大人になっても、
時間に追われそうになることはたくさんあります。
そんなときは、
「何を足すか」より、「何をやめるか」
を考えてみてください。
『やめる時間術』の魅力|やさしく、現実的で、続けられる
がんばらなくても時間を選択できる方法がある。
この本の魅力は、
「全部変えよう」としないところにあります。
理想の生活を一気に目指すのではなく、
今の生活の中で、少しずつ整えていく。
完璧を目指さず、
できるところからやめていく。
だからこそ、
読んだあとに「これならできそう」と思えるし、
長く続けることができます。
忙しい人ほど、
心に余白がほしい人ほど、
そっと寄り添ってくれる一冊です。
行動への一歩|今日からできる“時間を選ぶ”3つの習慣
「やめる候補」を見つけることから始めよう。
今日からできる一歩を、3つだけ紹介します。
- 今の一日を振り返り、「なくても困らない時間」を書き出す
ほんの10分でも構いません。
少しの時間でもきっと無駄な時間が出てきます。 - その中から、ひとつだけ減らしてみる
全部やめなくていい。少しでいい。
この少しで時間に余裕が出てきます - 空いた時間に「本当にしたいこと」を入れてみる
休むでも、考えるでも、好きなことでいい。
本当にしたいことをするときっと人生が豊かになっていきます。
この小さな一歩が、時間を取り戻すはじまりになります。
まとめ:時間を選び、自分の人生を豊かにしよう
やめることで、はじめて大切なものが守れる。
『やめる時間術』は、
時間管理の本でありながら、
人生の向き合い方を教えてくれる一冊でした。
全部を抱えなくていい。
全部をがんばらなくていい。
限られた24時間を、
何に使うかを自分で選ぶこと。
それが、
後悔しない生き方につながっていくと、
パパはこの本から学びました。
君たちもいつか、
時間に追われそうになったときは、
「何をやめる?」と自分に聞いてみてください。
時間を選べる人は、
人生も、自分の手で選べる人だから。
パパはそう信じています。
以上、
『やめる時間術』書評|パパからの本だより:君たちに伝えたい “時間を選ぶ生き方”
でした。
おしまい。
君たちへ
— 本だよりパパ(HondaYori Papa)
📚 つぎに読むならこちら
👉『TIME SMART お金と時間の科学』書評|君たちに伝えたい “時間を味方にする生き方”
――📙Amazonで見る👉『後悔しない生き方』書評|君たちに伝えたい “心に素直に生きる力”
――📙Amazonで見る📖 パパからの本だより
パパが本から学んだ “生き方” や “考え方” を、君たちに伝えています。
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