うまくいかないとき、原因は人ではなく“伝え方”にあることが多い。
仕事でも、学校でも、家族の中でも。
「どうして伝わらないんだろう」
「なんで同じ失敗が起きるんだろう」
そんなふうに感じたことはありませんか。
大人の世界でも、ミスやトラブルは毎日のように起きます。
そして多くの場合、原因は「能力」や「やる気」ではなく、
伝え方・受け取り方・話し合い方にあります。
パパが出会った『ミスやトラブルが激減する リーダーの報・連・相』は、
「報告・連絡・相談」という、いちばん身近で、いちばん大切なことを、
あらためて深く考えさせてくれる一冊でした。
📘 今回紹介する本はこちら
『ミスやトラブルが激減する リーダーの報・連・相』
『リーダーの報・連・相』が教えてくれること|報連相の主役は「伝える側」ではなく「支える側」
報連相はマナーではなく、チームを動かす仕組みである。
この本が教えてくれる大切な考え方は、とてもシンプルです。
報連相の責任は、部下や新人ではなく、リーダーにあるということ。
「ちゃんと報告しなさい」
「なんで相談しなかったんだ」
そう言う前に、
・相談しやすい雰囲気だったか
・指示は分かりやすかったか
・報告を受けたときの反応はどうだったか
まずリーダー自身が問われます。
報連相は、気合や根性で生まれるものではありません。
安心して話せる空気、分かりやすい指示、受け止める姿勢
そうした“土台”があって、はじめて機能するものなのです。
パパが『リーダーの報・連・相』から学んだこと|うまくいかないときは、まず自分を見直す
人は変えられないが、環境と自分の関わり方は変えられる。
この本を読んで、パパは少し耳が痛くなりました。
なぜなら、トラブルが起きたとき、
「なぜできなかったんだろう」と
相手の行動ばかり見ていた自分に気づいたからです。
でも本当に見るべきなのは、
・目的はちゃんと伝えていたか
・途中で話を聞く時間を取っていたか
・失敗を責める雰囲気を作っていなかったか
リーダーの役割は、正解を持つことではなく、
安心して考え、話し、助け合える場をつくることなのだと学びました。
報連相とは、管理ではなく、支援。
この視点は、仕事だけでなく、人生そのものに通じる考え方だと思います。
リーダーとしての姿勢という視点では、こちらの記事も参考になります。
👉『リーダーは話し方が9割』書評|君たちに伝えたい “人の心に届く伝え方”
子どもたちへのメッセージ|強い人とは、たくさん話す人ではなく、話を聴ける人
本当に大切なのは、正しく伝えることより、相手を思うこと。
君たちがこれから成長していく中で、
友だちと意見が合わなかったり、
誰かとうまく話せなかったりすることもあるでしょう。
そんなとき、覚えていてほしいことがあります。
それは、
うまく伝えようとする前に、相手を安心させること。
相談できる人、話を聴いてくれる人、
失敗しても見捨てない人。
そういう人のそばでは、人は自然と本音を話せるようになります。
リーダーになるということは、前に立つことではなく、
後ろや横で支える人になること。
これは、どんな立場でも変わらない大切な力です。
『リーダーの報・連・相』の魅力|当たり前を、当たり前にできる強さ
特別な才能より、日々の姿勢がチームを変える。
この本の魅力は、難しい理論を語らないところにあります。
書かれているのは、どれも「知っているはず」のこと。
・話を最後まで聴く
・曖昧な指示を出さない
・できたことをきちんと伝える
・悪い知らせほど早く共有する
でも、それを本気で続けることの難しさと、
続けたときの大きな変化を、丁寧に教えてくれます。
派手さはないけれど、
人と人が一緒に前へ進むための、確かな土台をくれる一冊です。
行動への一歩|今日からできるリーダーとして支える3つの習慣
小さな行動が、信頼という大きな力を生む。
今日からできることを、リーダーとして支える習慣を3つ紹介します。
- 話す前に、相手の立場を考える。
「なぜ分からなかった?」ではなく、「どこで迷った?」と聞いてみよう。 - 途中で声をかける。
結果が出てからではなく、途中で「困ってない?」と声をかける。 - 話を聴いたら、否定せず受け止める。
すぐに答えを出さなくてもいい。まずは聴くことが大切です。
小さな習慣と行動がきっと信頼関係を強くしてくれます。
まとめ:人を支える伝え方を育てて、リーダーとして強くなろう
人を導く力とは、安心して話せる場所をつくること。
『ミスやトラブルが激減する リーダーの報・連・相』は、
リーダーのための本であり、
同時に、人として大切な在り方を教えてくれる本です。
人は、責められると黙り、
受け入れられると話し始めます。
だからこそ、
伝え方よりも、受け止め方。
正しさよりも、思いやり。
パパもまだ、うまくできないことばかりです。
でもこの本を読んで、
「まず自分が、安心できる存在でいよう」
そう思えるようになりました。
君たちもいつか、誰かを支える立場になったとき、
この考え方を思い出してくれたら嬉しいです。
人を動かす前に、人を守れる人に。
それが、本当の強さだから。
パパはそう信じています。
以上、
『ミスやトラブルが激減する リーダーの報・連・相』書評|パパからの本だより:君たちに伝えたい “人を支える伝え方”
でした。
おしまい。
君たちへ
— 本だよりパパ(HondaYori Papa)
📚 つぎに読むならこちら
👉『人を動かす』書評|君たちに伝えたい “人の心を動かす力”
――📙Amazonで見る👉『リーダーの仮面』書評|君たちに伝えたい “信頼される強さ”
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